手作りの額
簡単な仮額は、画学生の時から自分で作っていました。少し凝った額を作り始めたのは、 1996年頃からです。その頃は、知り合いの大工さんにアトリエを建ててもらい、また、
飾り棚を作ってもらったりして、木工にとても興味が湧いていって、自分で、白い木製の柵を作ってみて、どっぷりとはまってしまいました。椅子、棚、ドア、引き戸、テレビ台、飾り棚、等
次から次へと作っていきました。そんな折に、ふと額を作ろうと思いました。自分の絵に合う額が、中々見つからない事もあったのです。絵が、うまく発言してくれないのです。絵が
可哀そうに思えたのです。絵の表現を損なわない、さらに強調するものができないかと考えたのです。様々な工夫を重ね、現在に至っています。四角以外の様々な形にも挑戦しています。絵と額を同時に、関係を考えながら制作しています。