描くこころ
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手作りの額

簡単な仮額は、画学生の時から自分で作っていました。少し凝った額を作り始めたのは、 1996年頃からです。その頃は、知り合いの大工さんにアトリエを建ててもらい、また、 飾り棚を作ってもらったりして、木工にとても興味が湧いていって、自分で、白い木製の柵を作ってみて、どっぷりとはまってしまいました。椅子、棚、ドア、引き戸、テレビ台、飾り棚、等 次から次へと作っていきました。そんな折に、ふと額を作ろうと思いました。自分の絵に合う額が、中々見つからない事もあったのです。絵が、うまく発言してくれないのです。絵が 可哀そうに思えたのです。絵の表現を損なわない、さらに強調するものができないかと考えたのです。様々な工夫を重ね、現在に至っています。四角以外の様々な形にも挑戦しています。絵と額を同時に、関係を考えながら制作しています。

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ウェブ アニメータ




絵画にしかできないこと、絵画でなければできないことを大切に考えて絵を描いてきました。
写真でも、動画でもなく、絵画の特性を最大限に生かしたものを描かねばと思ってきました。

セザンヌから始まった絵画独自のものの追求の後、様々な実験が繰り返され、現在に至っています。絵画の枠を飛び出したものも沢山できましたが、自分には、人間の内面の世界を実在化させるもの、心象表現から離れることはできませんでした。

その内容も超現実を意識したものから、次第に、人と自然との関係に移ってゆき、とりわけ自分が強く感じている自然の癒しに表現のテーマが移っていきました。

この大切な自然を、大切と思えるような作品が少しでも描ければいいと願い制作しています。その新鮮な空気、どこまでも続く空間、四季折々の表情、様々な光、草花、鳥、昆虫、動物、そして癒し。 普通に今ある、この自然の魅力が描けますように。